制約が俺を自由にする

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これは割と有名な話しだけど、
戦時中のアメリカにあって、実際に口と口が触れているシーンを
映像で流したら死刑!(は嘘)。
みたいな厳しい規制がかけられて、映画人はみんな困った。
キスシーンがないと話しが繋がらない作品が山ほどあったからだ。
そこで閃いたのがこの方法だ。
$名前のない家[中村ハウジング企画室/溝延達也のブログ]
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もちろん、時と場合によるけど、
こっちの方が妄想が掻き立てられてより興奮すること間違いない。
そして、こういう表現方法は、規制がかけられなければ
世の中に出てくるのが数十年遅れてたかもしれない。
規制・ルール・縛り、があるからこそ
そこに自分自身を投影できる。
例え、一から十まで決められてたって
一と二の間に自分を差し込む事だって出来るはずだし、
六と七の間に別のストーリーを紡ぐ事だって可能なはずだ。
「もうほんと自由にしていいよ。」
っていう言葉の真意が、
(右でも左でも大差ないし、責任発生しないから勝手にやらせるか。)
だったら不幸だし、
そう言われちゃうと何から手をつけていいか分らないから、
結局、激しく拒絶されないような当たり障りのないものになっちゃう。
ってのは良くある話し。
箱は決まってる。
こことそこはいじっちゃ駄目。
予算はこの範囲で。
蓋開けてみたら当初の予想と違ってた。
なんて現実を突きつけられるからこそ
俺の本領が発揮できてワクワク、ゾクゾクさせられるから
ただ新築でつくるんじゃなくて、
制約がある、リノベーションのが自由な発想で取り組める。
っていう所に楽しさを感じてる今日この頃です。
もちろん、
予算はあるにこしたことないんですよ。
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