おはようございます。
ホントは昨日聞いた話なんですけど、
昨日記事にするの忘れたので今日のいい話し。
自分の車、ランチア・テーマを面倒観てもらってる
車屋の社長さんに聞いたイイ話し。
まだ社会人に成り立ての二十代前半の頃、
最後の営業先廻りを終えた時には
もうすっかり辺りは真っ暗になってました。
さて戻ろうと車に乗り込みバックさせると、
ゴツン!と何かにぶつかった音が。
急いで車を降りて後ろをみてみると
そこには黒い車が停まって。
すっかり陽が落ちていて認識し辛かった事と、
一日の仕事を終えた安堵感から
良く確認しなかった事が原因だった。
ともかく謝ろうと言う事で、
車の持ち主を探す為辺りの事務所を
一軒一軒訪ねて歩いた。
問屋街だったので事務所の数も多く
なかなか持ち主が見つからない。
最後の建物に入って、
「こういう黒い車にぶつけてしまったので
持ち主の方を探しているんですけど
こちらに、いらっしゃいませんか?」
って聞いたら、もう仕事も終わったしどこに飲みに行こうか。
なんて話をしてる若いサラリーマン数人に、
何やってんだ。ドジだな。
とか、よってたかって冷やかされた。
そしたら、事務所の奥の方から
「黙ラッシャイ!」
って怒鳴り声が。
「こんな暗い中、だまって逃げちゃえば分からないのに
この若者は、持ち主を探す為にこうやって一軒一軒歩いてるんだぞ。
お前らに同じ事が出来るのか!!」
っていう言葉を
今でも忘れられないという。
聞けばこの方が持ち主で、その会社の常務さんだったんだけど
今時珍しく立派な若者だから
修理代金はいらないって受け取ってくれなかったとか、
今の職場をやめてウチに来ないか?って熱心に誘ってくれたんだって。
こんな素敵な人との出逢いを積み重ねて
今の自分が形成されてるんですよね。
そんな人に、自分も成りたい今日この頃です。
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