ニ年前に退官された、恩師小西先生の本をまた手に取ってみた。
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退官後、数ヶ月して出版されたので、震災前に書かれた本という事になりますが
今の日本を予見していたのでは？というぐらい日本の危うさを説いている。
いまだに予断を許さない状況が続いている福島第一原発。
運転を停止したって冷ますのに何十年もかかるっていうし、
科学の暴走というより、人間の欲望の暴走だな。こりゃ。
小西先生の言葉を借りると、
電気が足らなければ我慢すればいいし、（無理のない範囲でね）
必要以上の欲望を満たすために、あえて危険な原子力発電でエネルギーを得る必要もないし、
自分たちの快適な生活な原油を手に入れるために戦争をするなんて馬鹿げてる。
科学技術の発展でエネルギー問題は、一見解決しそうだけど
結局は一部の金持ちに更に富を集中させるだけの事。
というような話。
そのまま写してるわけじゃないので、多少ニュアンスは変わってるかも。
そして、大切な事は
日本がもともと持っていた価値観「相変わらず」の心を人生の拠り所にする事。
それは、横着しない。贅沢しない。謙虚にする。我慢する。切磋琢磨するが争わない。
という事なんですが、こういう事が出来てる人を見るとかっこいいなぁと思いますよね。
住宅のエネルギーの話しでも、省エネはもちろん
使う事をセーブする事によって原発なんていらない世の中になるかもしれない。
1985年は消費電力が現在の70%だったそうなので、
太陽光などの自然エネルギーの積極的な活用と、住宅の性能を上げる事と
エアコンに頼りすぎない暮らし方が出来る家づくりをセットにすれば
結構、現実的な話しじゃないかと思うんだけど
皆さんはどう思いますでしょうか？
やっぱりエアコンがポイントかな？
あっ最後に、小西先生のブログを紹介します。
小西のウェブログ
明後日、大谷で講演も控えているそうです。
未来に響け「石の声」
