サイトアイコン 名前のない家[溝延達也のブログ]

映画「舟を編む」を観た。

本屋に立ち寄り、辞書コーナーを覗いてみた。
お店のハジッコの方で、見てる人もいない。
でも、こんなに種類あるんだと驚いた。
その中で、一冊のおそらく最近発行されたと思われる国語辞典に手をかけて
「右」を引いてみた。
右:東を向いた時に、南側。
なるほど。確かに。
その他にも、右の説明が書いてあったけど、
知らない言葉を調べるだけじゃなくて、
知ってる言葉でも、知らない意味や使い方って沢山ある。
今更ながら、辞書作るのって大変なんだなぁ。
そういえば、辞書の立ち読みって初めてかも。
そんな、ちょっと地味な辞書の世界を描いたこの映画。
$名前のない家[中村ハウジング企画室/溝延達也のブログ]
物語は、今を生きている人たちの為の辞書「大渡海」を完成させるため
多くの人たちが、膨大な時間を費やすという
やっぱり地味な物語。
そんな地味な話しなのに、二時間ぜんぜん退屈しなかった。
劇中では、辞書の完成までに15年を費やすんだけど、
そんな人生を掛けて取り組める仕事があるなんて、
タケさんも言ってたけど、幸せなことだとそう思う。
紙の辞書の必要性って、この先どんどん先細っていくんだと思うけど、
(自分も何か調べるときは、ネットだし。)
辞書自体は絶対必要で、例えば日本語って日本人の思考そのものだと思うから。
日本語ほど形容詞が多い言語はないって言うし、
それだけ、物事の変化を細かく切り取って
それぞれの場面で、どういう状況かってことを考え定義し続けてきたから
日本人の心が形成されてきたんだと思うだよね。
最近の自分の課題は、美味しい食事を頂いた時に
美味しいしか言えなくなってることかな。
ソムリエみたいな表現力を身に付けるってことの前に、
捉え方が大雑把になってる証拠かな。
全然、映画とは関係ない話しになっちゃったけど、
ビジネスマンとして、言葉と向き合う時間って絶対必要。
なので、この映画も観といたほうがいいと思いますよ。

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