パッシブデザイン -風をどう取り込むか-その3

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設定温度は低めにしてますし、
そんな無駄な使い方はしてないはずですが、
ショールームの今月の電気代、かなり高かった。。。
はぁ~これは確実に会長に怒鳴られるな。
電気代はこれから確実に上がっていくから
出来るだけ電気に頼らない生活を心掛けたいなと思っております。
もうかなり前に書いていたブログ
パッシブデザイン -風をどう取り込むか-その2
の続きです。

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こんな事は改めて言わなくても、小学生だって知ってる事ですが、
窓を開ければ風が入ってきます。
そして、開ける窓の場所やどのぐらい開けるかで風の流れが変わるってことも
体感済みだと思います。
冬は風通しがいいことよりも、室内の温かい空気を逃がさないことが重要ですが、
夏は外の空気を取り入れ室内を涼しくすることで、
冷房に使うエネルギーを10~30%も削減できるんです。
その設計手法は、こちらの
自立循環型住宅への設計ガイドライン
に詳しいのですが、
自然風の取り込み手法は以下の五つ。
1.直接的な自然風取り込み手法
卓越風を直接取り込める開口部を設置する
2.間接的な自然風取り込み手法
風を呼び込める袖窓や出窓等(ウィンドキャッチャー)を設置する
3.屋根面を利用した自然風取り込み手法
屋根面の風圧係数が負になる部分に天窓や頂側窓等を設けて通風を確保する
4.温度差換気の利用手法
室内と屋外の温度差を用いた換気を行うために、高所に排気用窓等を設置する
5.室内通風性能向上手法
引戸や欄間等を採用することにより、住宅内の通風経路を確保する
このうち、一般的な住宅に採用しやすいのは
1.2.5.あたりかな。
3.の屋根の角度が急になると風の入り口になるけど、
屋根の角度が緩やかになると風の出口になるってのが、面白いところ。
目的に応じて、色々と考えなきゃいけないってことなんです。
では、多分、つづく。
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